心の病気であるうつ病は薬物治療で治すことができる

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治療の流れ

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精神疾患の治療には長い時間がかかります。病気が進行してしまうと、10年以上も治療を続ける必要が出てくるでしょう。また、病気の治療がどのような流れで進められていくのか知っておくことが大切です。流れが分かるようになると、万が一でもスムーズに治療を行なうことができるからです。基本的にうつ病の場合は、三つの段階に分けて治療を行なっていきます。段階ごとの特徴をしっかりと把握しておきましょう。この特徴が分かっていないと、効果的な治療を行なうことができません。

第一段階は急性期です。第一段階から第二段階までは、しっかりとした休養を取らなければなりません。基本的に会社や学校は完全に休んで、治療に専念する必要があるのです。うつ病の原因はストレスと言われていますが、患者は原因が何か分かっていないことも少なくありません。その為、会社や学校に行ってしまうと、ストレスを感じることがあるのです。ストレスを感じながら治療を施しても、効果はないでしょう。休養をしっかり取りながら治療を施していきます。また、抗うつ剤などの薬物も服用するでしょう。この薬物は、効果が現われる前に、副作用が先に現われることがあります。時間をかけて服用する必要があるのです。まずは、少量の抗うつ剤を処方していきます。患者の様子を確認しながら、医師の判断で抗うつ剤の量を調整していくのです。患者の判断で勝手に抗うつ剤の量を変えないように気を付けましょう。余計に効果が出にくくなります。

第二段階は回復期です。回復期は回復と悪化を繰り返すので、慎重に治療を進めていくようにしましょう。少し症状が回復すると、うつ病が治ったと勘違いしてしまう方も多いのです。ですが、回復期の場合は、症状が回復した後に再び症状が悪化してしまいます。患者の勝手な判断で治療を中断してしまうと、治療は振り出しに戻るでしょう。余計に治療の時間が延びてしまうのです。様子を見ながらじっくりと治療していく必要があります。回復期には、ゆっくりではありますが徐々に症状が安定してくるのです。症状が安定してくると、体力や気力も回復してきます。身体を動かすことも容易になってくるでしょう。また、回復期で一番気をつけたいことが希死念慮です。回復するに従って希死念慮が現れやすくなります。突然自殺を図ることがあるので、注意して患者を見守りましょう。また、症状が安定してきたからといって、会社や学校に復帰することはできません。医師の判断で、症状が安定したことを確認してから初めて社会復帰できます。

最後が再発予防期です。うつ病は再発しやすい病気なので、再発予防がとても重要となります。ここでは薬物治療が中心となるのです。抗うつ剤などの薬物を、1年から2年程服用し続けます。状態によっては、3年から5年以上抗うつ剤を服用し続ける必要も出てくるでしょう。抗うつ剤を服用することによって、精神を安定させていきます。気分の落ち込みを抑えることができるのです。また、ストレスが溜まらないように、細心の注意が必要となってきます。ちょっとした変化も見逃さないようにしましょう。ちょっとでもストレスが溜まっていると感じたら、専門の医師に相談するようにします。こうすることで、早期に対処することができるのです。再発しやすい病気なので、常に気をつけておかなければなりません。